音楽療法の草分け山松質文が残したもの
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概要
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日本の音楽療法の草分け的な存在の山松質文が2005年6月に亡くなり、2年半が経過した。山松は、1959年には自閉症児の音楽療法をはじめた人物で、心理療法としての音楽療法の実践を晩年まで続けた。筆者も山松のもとで長年音楽療法の実践を行ってきた。現在、日本の音楽療法は、障害児領域から高齢者領域、健康づくりまで多岐にわたって活動がなされるようになった。発展はしているが、しっかりとした理論や基盤に裏打ちされてない音楽療法も横行しているのも現実である。そこで、山松の実践が我々に残したものを確認し、改めて音楽療法について学ぶ機会としたい。
- 大阪音楽大学の論文