高等学校特別活動で育成される合意形成力 : 協創体験過程の実践化に向けて
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概要
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小集団による話し合い活動等で育成される資質・能力の一つとして、合意形成する力がある。すでに筆者は、合意形成する力が発揮される過程(様相)を、次の4点の下位概念を用いて構造化した。これが協創体験過程である。(1)自己表出性(2)仲間受容性(3)創作性(4)総意性本稿では、この協創体験過程の実践化を目的として、高等学校のホームルーム活動や委員会活動などで実践するための方法論を、先行文献と4つの事例から具体的に考察した。その結果、構造化された協創体験過程の妥当性、及び実践化へ向けて開発されたプログラムの分類別の特徴と効果を抽出することができた。