ホスピタリティを軸とした先進的観光教育 : ホスピタリティ教育による観光とUDの融合(1.特色ある大学支援プログラム(特色GP),第2部大学教育改革の支援に関する申請について)

概要

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わが国はいま、持続可能な観光に裏打ちされた観光立国をめざしている。持続可能な観光は、「住んでよし、訪れてよし」の、活力ある地域社会を基盤として成り立つ。本取組は、地域づくりの鍵を握る福祉を観光分野に活かすことで、地域社会の発展に寄与しうる人材の養成をめざしている。我々は、ホスピタリティの概念・手法を活用することで、より幅広い考え方であるユニバーサルデザイン(UD)と観光を融合させた教育を実現し、もって目指す人材の養成をはかっている。本取組の特長は、観光・福祉の分野には欠かせない要素の、UDの発想から観光を捉える専門的能力を育成している点にあるばかりか、実社会で専門性を発揮する際の基本となる、コミュニケーション能力・社会性や主体性を培う手法としてもホスピタリティ教育を活用している点にもある。その意味で、現代の若者に欠如しがちとされる基礎能力を養成・強化するための取組でもある。
松本大学の論文