国際化とコミュニケーション : 日本語と英語との相違と考え方についての一考察(人文・社会科学)
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概要
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日本語が話せるからといって誰でも達意の文章が書けるとは限らない。同様に,英語が話せるからと言って全ての英米人が達意の英語の文章が書けるとはいえない。日本でのケースと同じく,英語を書ける人の数は年々減少していっている。電話の普及で洋の東西を問わず,文章を書く機会が少なくなっている以上文章を書かなくても日常生活に不自由はない。しかし,欧米のビジネス社会では,契約関係の文書は勿論のこと,日常の上司と部下との連絡でも全てメモ,つまり,文書で行われている。日本企業が全世界で活躍し,ボーダレス経済と言われる昨今,世界共通語としての地位を確立している「英語」での[書き言葉]の習得は,国際人として今後,世界で活躍しなければならない日本人にとって極めて重要な課題である。しかし,旧式の商業英語,いわゆる,コレポンでよしとする風潮が未だに強い。英語の「決まり文句」を覚えて,それの模倣反復でよしとする人々も多い。そこで,日本語と英語の性質の違い,日本人と欧米人の考え方の違いに焦点をあて,欧米人に理解できる文章の作成方法を論じた。この論文は試論である。今後,日英両語の資料をさらに集め,より精緻な論を展開したいと思う。
著者
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