新しい批判的教育学の課題と方法
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概要
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近年、1960年代後半のドイツにおいて誕生した批判的教育学の捉え直しと再構成が始まっている。その再構成には二つの方向性がみられる。一つは、1970年代のドイツにおいて誕生していた「批判的人間形成論」を取り入れることによって、新たに批判的教育学を構想する。もう一つは、フーコーの理論に影響をうけて、マッシェラインが展開している新しい批判的教育学である。本稿では、マッシェラインによって展開されている新しい批判的教育学を考察の対象とし、その課題と方法を明らかにすることを目的とする。考察によって明らかになったことは、新しい批判的教育学は、実践を導くという従来の理論的位置から倫理的態度の実践へと、批判の位置をずらす方向へと向かっているということである。
- 鎌倉女子大学の論文
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