高齢者・若齢者の色識別性と色彩イメージ

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概要

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色彩の見え方が加齢とともに変化することはわかっているが、それによって色彩の印象も変化しているのかは明らかではない。そこで、本研究では照明条件を変化させ、高齢者の色彩イメージについて若齢者との比較から検討を行った。まず、高齢者20名(平均年齢73.5歳)、若齢者20名に対し、100 hue testを行い、色識別能力を調べた。続いて、照明条件8条件についてSD法による色彩の印象評価を14色票に対して行った。その結果、高齢者と若齢者では色彩イメージに差がみられ、特に無彩色でその差が大きいことが明らかとなった。また明度の高い有彩色は比較的イメージの差が少ないこと、さらには、色識別性が色彩の評価に影響していることが示唆された。
2006-09-01

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