「コミュニティ・レベルでの団体割引料金体系」の実証研究 : ブロードバンド網へのユニバーサル・アクセス確保に向けて
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概要
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本研究の目的はブロードバンド網へのユニバーサル・アクセスを確保するためのひとつの政策的シナリオを模索することにある。これまで、シナリオのひとつとして「コミュニティ・レベルでの団体割引料金体系」に関する理論モデルの構築を行ってきたが(友知2006)、本稿では「コミュニティ・レベルでの団体割引料金体系」に関する実証的アプローチを試みた。その際に兵庫県ならびに同県の市町、そして関西ブロードバンド株式会社の取り組みにおけるデータを利用した。本稿の主要な成果は、非都市部におけるブロードバンド市場の需給曲線を具体的に記述し、それに関する理論モデルの正当性を示したこと、ならびに「コミュニティ・レベルでの団体割引料金体系」が世帯にもたらすブロードバンド・サービス加入行動の促進効果を示したことである。「コミュニティ・レベルでの団体割引料金体系」が孕む問題点にも触れた。
- 沖縄国際大学の論文
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