新製品開発における個人とチーム : 日米比較の視点から(来住元朗先生退任記念号)
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概要
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新製品開発の進め方として,個人が重要な役割を果たすケースと,チームが重要な役割を果たすケースの2つを識別し,日本と米国では,それぞれのあり方がどう違うのか,また,なぜ違うのか,について考察した。技術者市場とプロフェッションの発達した米国では,個人が組織を動かして事業を起こしうること,チームを作る場合には,メンバーをプロジェクトチームの中に囲い込まざるを得なくなること,これに対して,技術者市場やプロフェッションの発達していない日本では,人々は,機能部門に属しながら,協働すること,個人が重要な役割を果たす場合も,個人としてやれる範囲の活動にとどまることが明らかにされた。
- 近畿大学の論文