組織伝統と在外製品開発 : 日米比較の視点から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,電機・電子産業を対象として,日米企業の新製品開発のあり方を比較する。製品開発に対する戦略上のスタンスを,「新しい製品カテゴリーを世に送り出す戦略」,「既存の製品カテゴリーのなかで顧客ニーズをより良く充足する戦略」の2カテゴリーに分類する。また,日米の環境の違いを人的資源の固定性の違いに求める。そして,それぞれの環境で,それぞれの戦略をとる日米両企業の本体の新製品開発体制にどのような違いが出るのか,また,そうした違いが,どのような在外製品開発のパターンの違いに結びつくのかを分析する。
- 2006-12-20