「非コア」事業部の戦略不全の要因に関する一考察 : 造船事業を自社の一部門に持つ日本の多角化企業を事例として(経営学編)
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概要
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本稿の目的は,多角化企業の「非コア」事業部が,業績不振にもかかわらず,事業戦略を転換できない要因について考察を巡らすことにある。本稿の結論は,多角化企業において全社の売上高に占める割合が低い「非コア」事業部と,全社の売上高に占める割合が高い「コア」事業部との間に「範囲の経済」が存在する場合,たとえその「非コア」事業部の業績が不振に陥ったとしても,その不振事業部の事業戦略の転換は難しい,ということである。
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