沖縄国際大学卒業生教員アンケート調査結果 : 教職課程の「教育力」と課題
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概要
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沖縄国際大学卒業の本採用の中学校・高等学校教員のほぼ全員にあたる718人を対象にアンケート調査を実施した。約25%にあたる182人から回答があった。(1)校務分掌の経歴、(2)教員採用年度、(3)出身高校、(4)意見・要望(自由記述)が質問内容である。調査の結果、次のことがわかった。(1)校務分掌について、本学卒業教員には生徒会指導と生徒指導・生活指導を担当する教員が相対的に多い。(2)卒業後採用されるまでの年数について、教職に関する科目の「履修階梯」を定めた1990年度以降の入学生の平均年数はそれ以前の入学生より短くなっている。(3)出身高校について、特定の高校の出身者が相対的に多く教員になっているという傾向は見られなかった。(4)高校生を指導できる教科専門教養の形成が課題となっている。(5)教育実習生の中に沖縄国際大学生ということで自信過剰になっている者が出ている。
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