microRNAと癌
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概要
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近年、microRNA (miRNA)とよばれる21-22塩基のタンパクをコードしないnon-coding RNAの存在が多くの生物種で報告されてきている。miRNAはもともと線虫において標的遺伝子のmRNAの3'末非翻訳領域に結合し、そのタンパクへの翻訳を抑制して発生や分化を調節する分子として発見された。最近ヒトをはじめとする哺乳類でも多くのmiRNAが存在して癌をはじめさまざまな疾患と関連している実験事実が明らかになってきた。ここではmiRNAの基本的概念を説明するとともに最近の知見について述べる。
- 中部大学の論文