非線形方程式の縮約による新しい数理構造の探求 : 減衰モード・ノイズ・振動結合の非自明な効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
一見逆説的で予想外な現象の発見は,研究の大きな醍醐味の一つです.その現象が単純な機構で生じ,また,普遍的であれば,なおさら重要でしょう.中心多様体縮約,位相縮約を用いてのこのような現象の探求について,三つ紹介させて頂きます.縮約は,例えて言うなら,方程式の'相転移点'から普遍的な数理模型を導出する物理・数学手法です.本稿では,三つの研究を各々独立に述べますが,「縮約による新しい数理構造の探求」という一貫したテーマに基づき,実際,相互に関わり深く発展させてきたものです.
- 2008-12-05
著者
関連論文
- Swarm Oscinators : 結合振動子系の現代的問題(非線形振動子系の物理学 : 現代的問題とその解析,基礎物理学研究所研究会YITP-W07-02)
- 移動物体検出による効率的物品再配置支援システム(映像表現&コンピュータグラフィックス)
- 非線形方程式の縮約による新しい数理構造の探求 : 減衰モード・ノイズ・振動結合の非自明な効果
- 4次元初期値空間でのHodgkin-Huxley neuronのリミットサイクル振動のbasinの形
- Nikolaevskii カオスへ至る分岐シナリオ(力学系の研究 : トポロジーと計算機による新展開)
- Swarm-Oscillators
- 駆動振動子群の創発構造
- Swarm Oscillators : '膜' 相の解析 (パターンダイナミクスの数理とその周辺)