筋肉内注射の技術習得上の課題 : 技術試験結果の分析から
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概要
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本研究の目的は、筋肉内注射の技術試験結果の分析から、技術習得の現状を明らかにし、筋肉内注射の技術習得上の課題と教育方法の示唆を得ることである。研究対象は、看護援助技術方法論II(検査・治療に伴う援助技術)の技術試験を受験した短期大学看護学科の学生81名であった。評価表を評価項目毎に点数化してクロス集計し、X^2検定を行った。結果として、筋肉内注射の技術試験に合格した学生は8名であり、できた学生が少なかった評価項目は『エア抜きと指示量の準備』『薬液の吸い上げ』など6項目だった。クロス集計の結果、『指示票との確認』と『対象者の確認』、『エア抜きと指示量の準備』と『不必要な露出の防止』が関連すると分かった。今後、巧緻性が高く安全に実施されなければならない注射法について、学生の生活行動を考慮した教授方法の工夫が必要である。
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