食育と心理の関連を考える試み : 子どもの発達における食の観点(記念号)
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概要
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本研究でははじめに食育基本法を取り上げた。まず食育は発達に影響を及ぼしているから、食育が生涯発達を視野に入れていることは必然であることを指摘した。次に食育基本法と人々の食生活、伝統の継承、その他との関連性について述べた。また食育基本法における家庭、学校、保育所、地域等の課題や、食の現状について述べた。次に食と心理の関連性を取り上げた。まず朝食と成績の関連を示す調査を取り上げた。次に栄養素と心理・能力との関連について述べた。そして食が子どもの発達に影響を与えることを指摘した。また従来の発達心理学では食の研究が主要な研究ではなかったことを指摘した。次に食を考える際の注意点として食の個人差について述べた。さらに子どもの食の改善には社会からの協力が必要なことを指摘した。最後に食育のために発達心理学には何ができるかを述べ、食の変数をいくつか挙げた。
著者
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