盲ろう障害者の社会参加を支援する
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概要
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視覚、聴覚、という感覚系は互いに補完しあって機能している。しかし視覚と聴覚の両方に障害があると、相互補完できない上に代償となる感覚が触覚のみのために外界を認識する上で重篤な障害となりやすい。わが国の現在の身体障害者福祉法は、盲ろうを一つの障害として捉えていない。視覚と聴覚の障害が単に重複していると考え、身体障害者手帳にも二つの障害は並列記載される。彼らの障害を盲ろう障害という一つの障害として捉え、一人の生活人として考える視点が欠けている。それ故、支援方法においても、顕在化している一つの障害の問題だけが対応の対象とされ、潜在化しているもう一つの障害の問題に対しては対応がなされない。盲ろう者も、当面困難に陥っている状況だけにとらわれているのが現状である。筆者は、盲ろう障害という単独の障害と捉えて盲ろう障害としての独自の対策を講じ、その対策を統合型支援と名づけ、10事例の支援をした。この10事例は、盲ろう障害を持ちながら社会的参加を果たしている。この10事例と、そのうちの一事例eの支援から統合型支援法を盲ろう者の支援法として検討、考察を加えた。また精神科病院という環境下で見つかった盲ろう者を紹介しその支援過程の中間報告をする。
著者
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三輪 レイ子
大阪河崎リハ大
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河崎 建人
学校法人河崎学園大阪河崎リハビリテーション大学:医療法人河崎会水間病院
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三輪 レイ子
大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部 リハビリテーション学科
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三輪 レイ子
大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部理学療法学専攻
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河崎 建人
医療法人河崎会水間病院
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