ピアノ曲ブルグミュラーOp.100に見る演奏技法No.2 : クリストフ・エッシェンバッハの演奏を参考例とした考察
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概要
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この楽曲は,初心者が,ソナチネ形式の楽曲に進む為の序曲としての演奏技能を掲げているものである。音楽とは,心を音に描くものである。この観点から,この25曲の子どもの為の練習曲は描かれており,各楽曲に表現上の課題を持って,叙情的側面からの音楽表現の美しさを追求している。このことは,ピアノにただ音を当てはめるだけでなく,多くの感性を持って演奏することの大切さを提示し,標題に沿った音楽的感性を,心の描いた情景を,基礎の段階から表現してゆく演奏技法を求めているとも言える。ブルグミュラーのこの作品はここに着眼し,厳格な手法の中に,瀟酒な音の色彩技法を持って措き,鍵盤上に美しく反映し表現されるよう創作したものである。技法と特に叙情面の表現法を意図とした印象のある子どもの感性にうったえる演奏表現のための作品である。
著者
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