タンパク質の分離と構造解析用分析システム(HPLC-CD)の基礎的検討
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概要
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タンパク質の生理活性や食物アレルギーの原因物質であるアレルゲン(タンパク質)の抗原性は,その一次構造のみならず,高次構造が関与していることが知られている。従って,溶液中における高次構造変化の情報は重要である。この研究ノートでは,溶液中且つ分離中における高次構造変化の情報を得るための分析システムを構築し,その基礎的検討が記述されている。すなわち,高速液体クロマトグラフ(HPLC)と円二色性偏光計(CD)を組み合わせた結果,分離中におけるタンパク質の構造変化の追跡が可能になった。このHPLC-CDによる分離検出を可能にするため,集光レンズ付の光路長の短いフローセルを採用した。
- 国際学院埼玉短期大学の論文
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