キャピラリー電気泳動法によるフェニルチオヒダントイン(PTH)-アミノ酸の光学分割の基礎的検討
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概要
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肉,負,穀物,野菜に含まれるアミノ酸やペプチド,タンパク質を構成するアミノ)はL-アミノ酸で構成されている。しかし,食品の保存中における分解とラセミ化あるいは生理的必然性からD-アミノ酸が存在することは知られている。これらのD-アミノ酸は生理的にも,栄養学的にも興味が持たれている。そこで,食品や生体試料中のペプチド,タンパク質におけるDL-アミノ酸の判定を行える配列分析法は重要である。タンパク質配列分析器から得られるフェニルヒダントイン(PTH)-アミノ酸をキャピラリー電気泳動法と組み合わせることにより,高感度,簡便に行える光学分割法の基礎的な検討を行った。電解溶液中にキラルセレクターを添加したキャピラリー電気泳動法を使用して,DLアミノ酸の光学分割を行った。キラルセレクターの選択とそれらの組み合わせの工夫により,分離度や再現性の向上を達成した。複数の電解液を使用して,19種の標準アミノ酸を光学分割させた。さらに単一の電解液でも,15種の標準アミノ酸を光学分割させることが可能であった。
- 国際学院埼玉短期大学の論文
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