看護早期体験実習における学生の視点からみた学習経験
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概要
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看護早期体験実習における教育活動の効果を評価するために,学生の視点からみた学習経験の特徴を明らかにした.看護大学1年次に在籍する23名のレポートを分析対象とし,質的帰納的研究技法によって抽出した181の学習経験の内容を分析した.結果,学生の学習経験は21のサブカテゴリーに分類され,意味内容の類似性によって, (1)生活者として素直な感情を抱き,患者の気持ちに同化する, (2)援助者としての自己意識が芽生える, (3)現実を知覚し援助者としての価値観を模索する, (4)生活者や援助者として,患者の思いを推察する, (5)学習者として,学習する価値や今後の自己の学習姿勢を発見する,の5つのカテゴリーに統合された.