栄養士志望学生の食生活の実態と課題
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概要
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栄養士志望学生の栄養素摂取状況、食品群別摂取状況、食事バランスガイドによる料理摂取状況などを、2日間のタイムスタディによるエネルギーの消費状況、BMIによる身体状況と比較しながら解析した。BMIによる体格では「やせ」も見られたが、食べることに興味があるという特殊性からか、「肥満」も12%近く見られ、問題と思われた。エネルギー摂取量と消費量では、摂取量が消費量より少ないものが多かった。栄養摂取基準を100%としたときの栄養素摂取量の割合では、カルシウム、鉄、ビタミンB_1、食物繊維の摂取量が食事摂取基準の70%を下回っており、反対に脂費や食塩の摂取は100%を上回っていた。カルシウムと食物繊維の不足は、それぞれ乳類、野菜類の摂取量の少なさとの関係が見られた。食事バランスガイドから見た料理の摂取状況では、身体活動度の低い女性の目標量と比較して、果物、乳製品、副菜、主食の順で目標量に対する摂取割合が少なく、主菜は目標値をやや上回っていた。
著者
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