品質向上型R&D競争と市場統合の厚生効果
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概要
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本稿では、財の質を向上させるR&D活動を考慮しつつ、垂直的に製品が差別化された国際寡占モデルを用いて国家間の市場統合の厚生効果を論じる。市場統合は企業のR&D活動を減退させ、財の質を低下させる。財の質が低下する効果を考慮すると、市場統合は各国の厚生を低下させる場合があり、R&D活動のスピルオーバー効果が大きいほどその可能性が大きい。
- 学習院大学の論文
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