クリ緑葉からのゲノムDNAの単離
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概要
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クリの緑葉からゲノムDNAの単離を試みた。DNAの純度を高めるために,抽出に用いる界面活性剤,酸化防止剤,水溶性ポリマ,ポリアミンなどについて検討を加えた。その結果,セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)とポリビニルピロリドン(PVP)を用いた方法,ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)とPVPを用いた方法,および多糖類除去のための樹脂を用いた方法によりゲノムDNAの単離に成功した。このようにして得られたゲノムDNAは,制限酵素反応やポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に利用することが可能であった。We have developed the genomic DNA isolation procedure for the chestnut leaf. The factors affecting yield, such as detergents, reductants, water-soluble polymers, and polyamines are discussed. Isolated DNA is suitable for the restriction enzyme reaction and polymerase chain reaction (PCR).
著者
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光永 伸一郎
上越教育大学
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光永 伸一郎
上越教育大学生活・健康系教育講座
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宮村 祥代
上越教育大学生活・健康系教育講座
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下村 正彦
石川県農業短期大学・生物生産学科(園芸生産学・果樹)
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光永 伸一郎
上越教育大・生活・健康系
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