第1段階実習における学生のリスクマネジメントについて
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概要
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第1段階実習の事前学習と事後学習からリスクマネジメントに対する学生の意識を分析し,「安全で安楽」な援助ができるための教育的課題や工夫の糸口を見つけるため本研究を実施した。調査期間は2006年5月〜2006年8月であり,リスクマネジメント・シート記録用紙を用い分析を行った。なお,分析対象は23部である。本研究によって,介護福祉実習におけるリスクとしては誤嚥が最も高いことが分かった。介護福祉実習で関わる利用者の多くは脳血管障害や認知症を併せ持っている。そのため,誤嚥に対してのリスクは高く十分な学習が必要であるが,第1段階実習では,リスクマンジメントの学習内容は浅く,また誤嚥時の対応もまだ学んでいない。今後は,介護技術の食事の演習の際に,誤嚥におけるリスクマネジメントも視野に入れながら,介護福祉実習事前授業と連携をとり学習を進める必要性がある。
著者
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