女子学生を対象としたQuality of lifeおよび栄養素等摂取量に及ぼす短期間運動プログラムの効果
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概要
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若年成人女子の精神的ストレス改善を図るために8週間の運動プログラムを組み、参加前後の身体組成、栄養素等摂取量、食品群別摂取量および精神的健康診断パターン診断検査を行った。運動プログラム参加前後で比較すると、体脂肪率および体脂肪量は有意な減少を示した。ストレス度は運動プログラム終了後、有意(p<0.05)に減少しQOLは運動プログラム参加前23.6±5.4から終了後27.2±6.3へと有意(p<0.01)に上昇した。次に、参加前の生活意欲が低い部と高い群の両群間で比較すると、生活意欲低群は、終了後、顕著な改善効果を示した。食品評別摂取量については生活意欲低群の菓子類、肉類の摂取量はプログラム終了後、有意な減少を示し、魚介類や乳類の有意な摂取増加を示したことから、運動プログラムを用いた女子学生への健康支援は、身体的にも精神的にも改善効果があることが明らかとなった。特に、生活意欲の低い女子学生に対して、定期的な運動機会を提供することが生きがいや自尊感情を高めることが確認できた。
著者
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