ヴィンチェンツォ・スカモッツィにおけるウィトルウィウスの教義の受容について(計画系)
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概要
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イタリア・ルネサンスの建築家の多くは,ウィトルウィウスから建築の基本的法則を享受され,自らの建築作品や建築書を作成している。このことは,本考察の対象であるヴィンチェンツォ・スカモッツィにおいても同様である。しかしながら,ウィトルウィウスの教義を基本としながらも,当時の建築家は自らの時代の新しい問題に向き合わなければならないのであった。したがって,各々の建築書は僅かながら内容に異なりを見せるのである。本稿は,スカモッツィにおけるウィトルウィウスの教義の受容を通して,イタリア・ルネサンスにおける所謂ウィトルウィウス主義の伝統のひとつの現れを示そうとするものである。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 2004-07-17
著者
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