里山からはじまる中間技術の創造 : ごみ壁マニュアル(懸賞論文1等,ミニシンポジウム<都市と山林のしなやかな関係>の報告,2002年度北陸支部大会(長野)の報告)
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概要
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私たちと自然の間に距離を感じるこの感覚はどこからくるのでしょうか。それは、日本の高度成長を表す都市開発の多くが私たちと自然の媒介をしていた『里山』などの『中間領域』にて行われてきたことに因ります。私たちと自然が共生という生活形態を取り戻すには、私たちが自らの手で失った中間領域を再構築しなければなりません。そのアプローチとして『中間技術』である『ごみ壁』の展開を提案します。ごみ壁によって中間領域は生き返り、背後に巨大な自然のある中間領域周辺から都市域を巻き込むようにその展開は拡大していきます。再び私たちは巨大な自然にしなやかにつつまれるのです。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 2003-07-19
著者
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