動摩擦力を利用した減衰装置を有する小型模型骨組の振動実験(構造・材料系)

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概要

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短周期の低層建物は、地震動の周期と共振する傾向があり、今まで大地震時に多くの被害に遭っている。本研究は、動摩擦力を利用する新しい減衰装置を考案し、地震動の共振時において応答変位の低減が可能な制震システムを開発することを目的としている。実験は、短周期の小型模型骨組に動摩擦力導入装置を組み込み、共振状態での振動実験を行い、等価減衰定数と応答変位倍率で効果を把握した。また、減衰装置の固定状態でも振動実験を行い、比較検討した。その結果、等価減衰定数は共振点に近いほど高い値を示し減衰装置固定の約4倍、応答変位は約1/3となり制震効果を確認した。
2003-07-19

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