液晶を注入したフォトニック結晶ファイバ型偏波コントローラの設計法(光波センシング,光波制御・検出,光計測,ニューロ,一般)
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概要
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本報告では,液晶を注入したフォトニック結晶ファイバ(PCF)を用いた新しい温度制御型偏波コントローラを提案している.始めに,コア周囲の一部の空孔に液晶を注入したPCFに対してフルベクトル有限要素法を適用し,コア周囲の空孔直径が偏波コントローラとしての特性を知る上で重要なパラメータであるハイブリッド性に与える影響を評価している.また,室温において高いハイブリッド性を有するPCFにおけるハイブリッド性の温度依存性,および特定の直線偏波に変換するのに必要なデバイス長である半ビート長を評価することで,実効的に単一モードで動作するPCF型偏波コントローラの最適構造を特定している.さらに,ベクトル有限要素ビーム伝搬法を用いて偏波変換特性を評価し,PCFを用いた高効率な温度制御型偏波コントローラが実現可能であることを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-02-29
著者
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齊藤 晋聖
北海道大学大学院情報科学研究科
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小柴 正則
北海道大学大学院情報科学研究科
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吉田 龍一
岡山大学消化器・腫瘍外科
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吉田 龍一
北海道大学大学院情報科学研究科
-
土田 幸寛
北海道大学大学院情報科学研究科
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小柴 正則
北海道大学
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齊藤 晋聖
北海道大学 大学院情報科学研究科
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