中学校におけるエネルギー変換学習用教材の開発と授業実践 : 自然エネルギーを中心として

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概要

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本研究では,今後利用の拡大が計画されている自然エネルギーを題材に,エネルギー変換学習ための教材を開発した。開発した教材は,生徒が,発電のしくみやエネルギー変換の過程を観察によって理解できる演示用模型と,生徒自らの創意工夫のもと発電実験が行える実験装置からなる。具体的には,風力発電演示用模型,風力発電生徒用実験装置,水力発電演示用模型,太陽熱利用機器であるパラボラ型のソーラークッカーなど数点を製作した。また,これらの開発教材を用いて,自然エネルギーについての中学校3年生を対象とした5時間展開の実践授業を行った。授業後に教材の評価アンケートと自然エネルギー利用に関する意識調査を行った結果,本研究で開発した教材は,生徒にエネルギーに関する知識・理解を促し,興味・関心を持たせることに有効であった。また,この教材を用いた授業を通じて生徒の自然エネルギーへの関心が高まり,省エネルギー意識を深めることもできた。
日本理科教育学会の論文
2006-07-31

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