機能性構音障害と読み書き障害との関連について
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概要
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本研究は,機能性構音障害が治癒した群と持続している群の読み書きの問題や音韻処理能力について検討を行った。対象は3 名の構音障害治癒群と2 名の持続群,40 名のコントロール群である。その結果,先行研究と異なり,読み書きの問題は構音障害が治癒した群に見られ,また音韻処理能力は治癒群と持続群を識別したり,また読み書きに問題のある群とない群を識別するものとはならず,対象児が構音障害以外に併せもつ発達障害に左右される結果となった。このことより,機能性構音障害と読み書きの問題は同じ原因により発生するというよりも,独立した障害と捉える方が良いと思われた。
- 国際医療福祉大学の論文
- 2008-01-31
著者
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田中 裕美子
大阪厚生年金病院外科
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田中 裕美子
国際医療福祉大学
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浦 由希子
埼玉純真短期大学
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田中 裕美子
大阪芸術大学
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浦 由希子
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科
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浦 由希子/田中
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科/国際医療福祉大学 保健医療学部 言語聴覚学科
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