癒し(healing)の物語 : 愛媛県伊予市I神社の憑き物落としの事例から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This study is based on my 1986 field research about traditional exorcistic rituals at a Shinto shrine in Iyo City, Japan. And the purpose of this paper is to analyze the process of such rituals and to find out how and why religious healings can reduce the suffering of sick persons. This ritual is as simple as follows: the Shinto priest persuades the animal spirit to get out of the victim's body. In such cases, the stories emerging from the interacton between the Shinto priest and clients are central in the healing process. From the condition of the client only one story can fit, and it is the very one which heals his or her suffering.
- 松山東雲女子大学・松山東雲短期大学の論文
著者
関連論文
- 文化摩擦としての輸血拒否 : 日本におけるエホバの証人の輸血拒否をめぐる医療環境の変化について(先端技術と/の人類学)
- 問神場面における「命運」概念の用法をめぐって : 台湾台南市の童[ケツ]tang-kiの問神の事例から
- 童キになるという物語 : 台湾漢人社会におけるシャーマニック・ヒーラーの現在
- 癒し(healing)の物語 : 愛媛県伊予市I神社の憑き物落としの事例から
- 医学部における準備教育カリキュラム(2006年度)の調査 : 英語教育について
- フィールドワーク 往復絵手紙(8)子どもから大人へ
- フィールドワーク 往復絵手紙(最終回)アクティブ宇部☆楽しむ
- フィールドワーク 往復絵手紙(10)大学巡礼
- フィールドワーク 往復絵手紙(6)インドで親孝行
- フィールドワーク 往復絵手紙(3)サナアの市場と食生活
- フィールドワーク 往復絵手紙(4)占いは人びとの思いを映す鏡
- フィールドワーク 往復絵手紙(2)サナアの街と「水」事情
- フィールドワーク 往復絵手紙(1)寄り道
- 医学生・研修医の研修病院選択理由等に関するフォーカスグループインタビュー
- スリランカにおける人類学的研究 : フィールドワークによる学際的研究 (特別研究・共同研究報告)
- 浮ヶ谷幸子著, 『病気だけど病気ではない-糖尿病と生きる生活世界』, 東京, 誠信書房, 2004年, 226頁, 3,000円(+税)
- 白川千尋著, 『カストム・メレシン : オセアニア民間医療の人類学的研究』, 東京, 風響社, 2001 年 11 月, 244 頁, 6,000円
- 1.肉眼解剖実習と医学生の社会化に関する文化人類学的研究 : その1: 肉眼解剖実習はイニシエーションである
- 患者はなぜ代替医療を利用するのか : 運動療法に対するコンプライアンスの低さが問題となった事例に対するインタビューの結果から
- 市販の便秘薬が使用される理由の分析 : 一般市民のもつ「宿便」概念と身体イメージに着目して
- 塚野鉱泉の特異的飲泉パターンに関する医療人類学的考察
- 講座 質的研究(2)質的研究の実践に向けて
- エスノグラフィーを頼りに,リアリティの森を散策する (特集 エスノグラフィーの実践;医学・医療における医療人類学の可能性)
- 輸血拒否の主体は誰か : 文化人類学的視点から見た輸血拒否
- 医学部で文化人類学--医学部生が医師の文化を身につけていく現場に立ち会って
- つらいから病気--医療人類学的視点から見た病むことの語り (特集 闘病記研究会シンポジウム)
- 南インドにおける一地方都市と近郊小集落について (門前都市Tirupatiと近郊集落Kongaravaripalleの構造) その1
- サテライト・シンポジウムin宇部 ―地域の健康力：高齢化する地域社会における新しい保健・医療環境の創造に向けて
- 医学教育における文化人類学の関わり方についての一考察
- 「まちづくり」としての「健康づくり」は可能か--少子高齢化する地域社会における住民参加型保健政策 (特集 保健と医療の人類学)
- 書評 池田光穂著 実践の医療人類学--中央アメリカ・ヘルスケアシステムにおける医療の地政学的展開
- 「ご遺体」は最初の患者である : 日本の医学教育における肉眼解剖実習の今日的意義(界面に立つ専門家-医療専門家のサファリングの人類学)