カムランドでのニュートリノ振動パラメータの測定 : 精密化する原子炉ニュートリノ実験(最近の研究から)
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概要
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1,000トンの液体シンチレータを擁するカムランド実験では,観測期間の拡大に加え,系統誤差・バックグラウンド評価・解析手法を大幅に改善した.原子炉ニュートリノと地球ニュートリノの同時解析も行い,ニュートリノ振動パラメータの質量2乗差を2.8%の高精度で決定し,ニュートリノ振動の2サイクルの観測を達成した.また,同時に測定された地球ニュートリノフラックスは統計精度の範囲で地球モデルと合致するものであった.
- 2008-08-05
著者
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井上 邦雄
東北大 大学院理学研究科
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清水 格
東北大学大学院理学研究科附属ニュートリノ科学研究センター
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井上 邦雄
東北大学大学院理学研究科附属ニュートリノ科学研究センター
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井上 邦雄
東北大学大学院理学研究科
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