紙課題のメールによる返却を半自動化するシステムの試作
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概要
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講義における情報流通の方向を、教員から学生に向けた一方的な情報伝達に制限することが望ましくないことは改めて指摘するまでもない。その視点からすると、紙での提出物に個別に赤を入れて返却することは合理的な手法と言える。しかし、文系大学における講義形態において、個々の学生に対して紙ベースで赤を入れたものを返却することは、必ずしも容易ではない。そこで、メールによる返却を容易にするためのシステムを試作した。その際、自動化することが困難な部分については人手で行う様に作業を切り分けた半自動化したシステムでまず有効性の検討を行った。試作したシステムを実際に利用した結果、赤を入れた紙を添付ファイルとしてメールで返却することについて、一定の教育的効果を認めることができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-07-05
著者
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