LNG取引におけるオプション価格理論の活用(<特集>エネルギー市場の進化とそれを支える金融技術)
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概要
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エネルギーの価格変動は激しく,エネルギー事業の収益は不確実性が高い.一方,オプション価格理論は,狭義には金融商品としてのオプション価格を評価する理論であるが,広義には将来価格により決まる不確実なキャッシュフローの市場価値を評価する理論である.欧米の先駆的なエネルギー事業者は,この観点から設備や契約が生み出すキャッシュフローの市場価値をオプション価格理論で算出し,それに基づき投資判断や契約交渉を行う.本稿では,LNG^1取引におけるオプション価格理論の活用例として,LNG購入契約の基本条件である価格フォーミュラおよび引取量柔軟性の市場価値を評価する方法を示す.
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
- 2008-07-01
著者
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