幼児の物語行為を支援するソフトウェアの開発
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概要
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本研究では,幼児期の5歳半頃から活発にみられるようになる物語行為を支援するソフトウェアを開発する.本ソフトウェアにより幼児の物語行為を活性化し,発話の種類を増加させ,前後文の統合を支援することを目的とする.支援形態は,幼児の物語産出の発達過程の先行研究や物語支援システムの先行研究の知見から検討し,機能を実装した.本ソフトウェアの効果の検討を行う為,5歳児を対象に紙を使った作話との比較実験を行った.その結果,ソフトウェアの機能を使用しながら作話することにより,発話が活性化され,発話の種類も増えることがわかった.特に,登場人物の表情を付加する機能から心情に触れる発話が増加した.また,話の前後文が統合され,聞き手に理解しやすい内容になるという結果が得られた.
- 2008-06-20
著者
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