木材企業の新展開 : 福建省永安林業株式会社の経営を事例として
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概要
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近年の中国において、計画経済から市場経済へ移行過程で,もっとも注目されているのは企業経営の変化である。経済の発展による,木材消費は高付加価値商品や利便性商品の追求が目立ち,一方,生産面では,旧来の木材加工産業は立ち後れ,このような社会環境の中で,旧来の木材産業の再編など木材企業の経営は新しい展開を遂げ始めた。本研究は全国林業改革試験区である福建省の永安林業株式会社の事例を取り上げ,木材産業の統合及び新たな経営の展開プロセスを分析し,統合型資本による生産から加工・販売に至る全過程のインテグレーション化が新しい流通システムの確定,木材産業及び流通の近代化・合理化の道へ導く重大なステップであることを明らかにした。
- 林業経済学会の論文
- 2000-07-15
著者
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