飼料作物を含む集約輪作体系の確立に関する試験 : 第1報 青刈えんばくとしての日向改良黒と前進の播種期と収穫期について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
宮崎県における青刈えんばくの播種期と収穫期の適期と,その青刈収量及び養分収量の変化を知るために,日向改良黒と前進を供試して調査を行つた。(イ)日向改良黒を基準にして調査を行つたので,前進の収穫期は早すぎたものと思われたが,同一成育期間における収量は一般に日向改良黒の方が勝つていた。(ロ)日向改良黒を利用する場合は,9月下旬前後に早播きする方が良く,その場合の収穫期は,出穂初期より乳熟期に1回だけ刈取るか,又は1回目を年内に早刈りするか,出穂初期に刈取つて,その再生を乳熟期に刈取るのが適当と思われる。(ハ)前進は,播種期が遅い場合に出穂期以後に1回刈のみ利用する場合には有利と思われる。
- 日本草地学会の論文
- 1960-03-25
著者
関連論文
- 72.草地の放牧利用に関する研究 : 第5報輪換放牧時における不食地面積の消長と分布について(放牧,第18回発表会講演要旨)
- 早期水稲跡の晩植サツマイモの栽培について(サツマイモの飼料向利用に関する特集)
- 飼料作物を含む集約輪作体系の確立に関する試験 : 第1報 青刈えんばくとしての日向改良黒と前進の播種期と収穫期について