バヒアグラスの飼料価値
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
バヒアグラス(ペンサコラ種)について羊の消化試験を行ない,刈取期別の収量,一般成分組成,採食量,消化率,可消化成分含量を調査検討した。一般成分組成の季節差は少なかった。盛夏期には採食量がかなり減少したが,嗜好性はまずまず良好と認められ,消化率は各成分とも極めて良好であった。可消化成分含量はTDN 13〜18%,DCP 1.0〜2.0%の範囲内にあった。収量は7月上旬から10月上旬までほぼ平衡した数字を持続した。バヒアグラスは高温,多照,多肥条件下において数年間の多収(平均生草収量10a当り6,000〜8,000kg程度)を期待でき,草丈50〜70cm程度で利用すれば,盛夏期の主要緑飼科として利用可能であろう。
- 日本草地学会の論文
- 1966-05-30