観察場面を導入した共同行為ルーティンに基づく自閉症児へのコミュニケーション指導 : 実態把握と指導方針との連携を基盤に(実践研究特集号)
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概要
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自閉症児(11歳)の実態把握を通して導き出した指導目標・方法を基盤に、食事場面に関する共同行為ルーティンを構成し、観察場面を導入した指導を実施し、要求行動等に関する変容を目指した指導を14セッション行った。対象児は、本指導を通して急速な変容を示した。要求構文は第9セッション、質問構文は第14セッションまでにほぼ習得された。また、習得内容が家庭生活場面にも般化しつつある事実も示され、指導者によるプロンプトの提示と共同行為ルーティンの継続に加え、観察場面を組み込んだ指導が構文の習得と、他児へのかかわり方の変容をもたらしたと推測された。
- 日本特殊教育学会の論文
- 2001-03-31
著者
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