通所授産施設における教育・学習活動に関する研究 : 経費分析とあわせて
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概要
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近年,養護学校卒業生等を対象とする通所授産施設が急激に増加しており,そこでは生産活動の他に入所者に対する教育・学習活動が行われている。これは既に学校教育からはなれた入所者に対し社会人として生活するための,また生産活動を行っていく上で必要な教育・学習活動を引続き行うものである他に,文化を享受していくための方法を学ぶという意義もある。各施設は運営のための経費を支出するが,このような教育・学習活動のためにも支出し,しかも施設の全体方針によりこの部分での支出の仕方も異なってくる。そこでF県の4通所授産施設を対象として上記の関連について調査し方向性を探った。その結果,生活指導,教科的学習などの意図的目的的教育・学習活動がまず必ず行われるべきであり,それとともに文化を享受するための学習がなされるべきであり,次にこの方向での経費支出が著しく増大されるべきであると結論づけた。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1989-12-28
著者
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