『おくのほそ道』の構想と登場人物の造型
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概要
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『おくのほそ道』は、芭蕉自身の体験を投影した主人公の旅を軸にして、主人公の旅のあり方、物のとらえ方を綿密な構想の下に描き出したものである。そこに登場する人物も、実在のモデルをもとにして新たに造型され、適切な場に配置されている。こうして登場した人物は、主人公の旅のあり方を効果的に表現し、作品の構想を鮮明にする働きをしている。このような意図的な構想こそが、紀行文『おくのほそ道』の新しさだと考えられる。
- 松山東雲女子大学・松山東雲短期大学の論文
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