3 携帯端末用多言語自動通訳システムの実用化に向けて(<特集>多言語自動通訳技術の実現に向けて)
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概要
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近年,グローバルにインターネットやブロードバンド技術が進展する中,ネットワークを通じて人々の相互理解と協働活動を形成し,より高い価値を創発していくユビキタス社会の実現が求められている.そのためには,異なる言語・文化・価値観といったコミュニケーションの壁を超越しなければならず言語バリアを突破する自動通訳は,実用化が最も期待される技術である.自動通訳は,日本が世界に先駆けて実用化を主導しており,旅行会話に関しては,パソコンのパッケージソフト,携帯電話からネットワークを介してサーバにアクセスするサービス,PDAや携帯電話で動作する携帯端末上のソフトウェアが発表されている.一般に,自動通訳は,その構成要素である音声認識,機械翻訳,音声合成のそれぞれの処理が大きなメモリとCPUパワーを必要とするため,携帯端末上のソフトウェアとして実現することは容易ではない.本稿では,リアルタイムの高精度な多言語自動通訳システムを携帯端末上にいかに実現したかを解説し自動通訳と同時に発話内容に関する情報を提示してコミュニケ-ションを支援するエージェントの実現に向けた取り組みを紹介する.
- 2008-06-15
著者
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