SOAモデル駆動開発に対応する人材育成とソフトウェア生産技術の確立を目指して : 地域情報産業活性化のための岐阜県のチャレンジ(Web2.0時代におけるプロジェクトマネジメント)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
SOAの普及により,ソフトウェアもハードウエア同様に部品化(コンポーネント化)できる様になり,ハードウエアの開発,生産で利用されてきた概念(考え方、管理手法)がソフトウエア作成に適用できる側面も出てきたが,業務系システム開発の分野ではいまだにウォーターフォール型でのシステム開発が行われ,その結果多重下請構造や,ソフトウエア品質の問題,ソフトウエア開発技術者の厳しい労働環境が生じている.地域のIT企業はこの様な環境下で技術者の不足や下請構造からの脱却が出来ずにいる.この様な地域IT企業の環境を改善する為にSOAの業務系システムへの適用を促進し,地域IT企業の強化を図る必要がある.業務系システム分野へのSOAの適用には,組込みシステムやパッケージソフト開発と異なる種々解決すべき課題があり,これらを克服していかなければ実際にSOAの適用が可能とならない.また,この新しい環境に適した上流工程を担う技術者の育成も整備されておらず,特に地域では皆無に近い.IT企業の集積地としての(財)ソフトピアジャパン及び岐阜県では,これらの課題に対する施策として民間活力を利用した地域IT産業振興に向けたNPOを設立した.当論文は,業務系ソフトウェア開発の新しい手法へのチャレンジとその技術者の育成を地域として展開している事例として紹介する.
- 2008-03-07
著者
関連論文
- SOAモデル駆動開発に対応する人材育成とソフトウェア生産技術の確立を目指して : 地域情報産業活性化のための岐阜県のチャレンジ(Web2.0時代におけるプロジェクトマネジメント)
- 電子自治体住民情報システムにおけるUML記述の試み(Web2.0のビジネスアーキテクチャを考察する)
- 電子自治体システム最適化に関する一考察 : コールセンター共同化の試み(経営や情報技術双方の知識や立場を越えた相互理解を醸成するモデリング及びモデリングフレームワークを研究する)
- 地方自治体モデルにおけるUML記述の試み(経営や情報技術双方の知識や立場を越えた相互理解を醸成するモデリング及びモデリングフレームワークを研究する : 特に今回はセマンティックWEBの活用にフォーカスする)