テレビ・ドキュメンタリーにおける表現の生成と変容についての一考察 : 「物語るドキュメンタリー」と「物語らないドキュメンタリー」
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現実あるいは架空の出来事や事態を時系列および因果関係に従って、一定のまとまりをもって記していくものが「物語」である。ドキュメンタリーも出来事を時系列、因果関係を意味づけ、解釈し、解明するという点では「物語」である。しかし、ドキュメンタリーの「物語」に対し「反物語」が突きつけられた。本稿は、環境化したテレビにおいて「ドキュメンタリー」が、どのように「物語るドキュメンタリー」として生成され、どのように「物語らないドキュメンタリー」へ変容していくかを考察する。考察の中心となるのは、テレビ草創期の1950年代半ばから変容が顕在化てくる1960年代後半までである。テレビド・ドキュメンタリーが、他の番組と同じように演出的変容は、当然演出家の問題として顕在化する。が、機器の開発・導入によっても演出に変容をうながし顕在化させる。本稿では、この点についても言及する。
- 2005-12-25
著者
関連論文
- テレビジョン番組研究序説 : クイズ番組というジャンル
- テレビ・ドキュメンタリーにおける表現の生成と変容についての一考察 : 「物語るドキュメンタリー」と「物語らないドキュメンタリー」
- 観光プロモーションによる地域活性計画 : 川越観光ルネサンス事業を事例に