多摩川上流域の岩場に生育するユキヤナギの種子発芽特性(平成19年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(25))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Spiraea thunbergii, which grows naturally on rocky sites in river and mountainous areas, is regionally vulnerable in Japan. However, its conservation has not been studied in detail. This study determined safe sites for the germination of S. thunbergii by clarifying the effects of light, temperature, and water on its germination. The seeds used for the tests were collected in the upper reach of the Tama River. Germination was measured under different light exposures (brilliant, shade, leaf canopy shade, and dark), constant (10, 15, 20, 25 and 30℃) and alternating (5/15, 10/20, 15/25, 20/30 and 25/35℃) temperatures, and alternating wetting and drying on a regular schedule (wetting for 1 day, drying for 1 day (W1D1), W2D2, W4D2, W6D2, W2D4, W4D4, W6D4, W6D2, and always wet). The tests of light and temperature suggested that it is very likely that S. thunbergii does not have a light requirement, sensitivity to leaf canopy shade, or a requirement for fluctuating temperatures. The wetting and drying tests showed that S. thunbergii requires continuous wetting for 4-6 days to germinate. Consequently, to conserve S. thunbergii, it is important to conserve the existing populations and conserve microenvironments that allow continuous wetting for germination, such as mosses and sand deposited in the interspaces of rocks.
- 社団法人日本造園学会の論文
- 2007-03-30
著者
関連論文
- 多摩川におけるカワラノギク保全団体の特性(第39回大会)
- 多摩川における外来樹木キササゲ(Catalpa ovata G. Don)の分布と種子発芽特性(第39回大会)
- 伊豆大島における固有種サクユリの分布特性に関する研究(第39回大会)
- 絶滅危惧植物カンエンガヤツリの発芽特性(平成14年度 日本造園学会研究発表論文集(20))
- テレメトリー法を用いたトウキョウダルマガエルの谷戸田における移動追跡
- 放棄水田を利用した里山保全教育プログラム(技術報告編)
- 多摩川のカワラノギク保全のための緊急アピール(緊急アピール)
- 市民・行政・研究者の協働による絶滅危惧種カワラノギク保全活動の取り組み : 多摩川における保全の実践とその評価
- 多摩丘陵および関東山地における非飛翔性哺乳類の種組成に対する森林の孤立化の影響
- 多摩川の復元個体群におけるカワラノギク(Aster kantoensis Kitam.)の種子散布についての研究(第36回大会)
- 都市域における野生哺乳類との共存と生息環境の創出に対する住民の意識(平成16年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(22))
- 伊豆大島におけるタイワンリス(Callosciurus erythraeus thaiwanensis)の食性について
- 神奈川県の都市近郊域におけるホンドタヌキNyctereutes procyonoides viverinusの分布と土地利用の関係について
- 我が国における生物多様性保全に関する研究動向(生物多様性と造園学)
- 荒川河口干潟におけるトビハゼのHSIモデルの作成と異なる干潟における適応性の検討(第38回大会)
- 座談会 : 生物多様性と造園学 : 東京湾野鳥公園におけるコアジサシの誘致を事例として(生物多様性と造園学)
- 中国産コマツナギを自生のコマツナギとして扱ってよいか(第35回大会)
- ホオノキ (Magnolia obovata) の樹齢から見た植生の変遷
- 保存生物学とビオトープ計画 その4 : 保全生物学とビオトープ計画に関する技術の共有化(平成9年度日本造園学会全国大会分科会報告2)
- 保全生物学とビオトープ計画 : その3 地域ポテンシャルと目標種の選択(平成8年度日本造園学会全国大会分科会報告)
- カワラノギク (Aster kantoensis Kitamura) 局所個体群再生のための造成手法
- カワラノギクの個体群構造と実生定着セーフサイトに関する研究(平成9年度 日本造園学会研究発表論文集(15))
- 多摩川におけるカワラノギクの生育地の特性についての研究(平成8年度 日本造園学会研究発表論文集(14))
- 多摩川におけるカワラノギクの個体群の分断化とその保全における種子散布の役割(平成7年度日本造園学会研究発表論文集(13))
- 32.多摩川中流における河辺植生構成種の分布特性について(第25回日本緑化工学会研究発表会)
- 31.多摩川に分布する河辺植生構成種の光に対する発芽について(第25回日本緑化工学会研究発表会)
- 多摩川におけるカワラノギクの種子期の動態(平成6年度日本造園学会研究発表論文集(12))
- 多摩川におけるカワラノギクの種子生態
- 多摩川中流の流水辺における河辺植生構成種の分布特性についての研究
- 多摩川におけるカワラノギクの保全生物学的研究
- 自然再生事業のあり方に関する提言(生態工学分科会,平成14年度日本造園学会全国大会分科会報告)
- 里山型公園におけるボランティア活動とコーディネーターの職能に関する検討
- 生態工学 その3:エコロジカル・ネットワークの計画手法と生きものの視点(平成12年度日本造園学会全国大会 分科会報告)
- 生態工学 その2 生態工学の技術とコツ : 最先端事例を「解剖」する(平成11年度日本造園学会全国大会 分科会報告)
- 多摩丘陵の多摩川流域における谷戸の魚類相の現状報告
- 多摩川カワラノギクプロジェクトにおける協働による絶滅危惧植物の保全 (特集 良好な水辺環境の創出--住民と連携した取り組み)
- 変化の大きい立地に生育する野生草本の保全について(論説編)
- 第2回ランドスケープセミナー パネルディスカッション報告
- 多摩丘陵における保全教育の展開(第39回大会)
- 生態学的な斜面・のり面工法-これからの緑化技術-, 吉川勝秀編著, 三木博史・和田 正・上野将司・門間敬一・藤原宣夫・三浦裕二著, 2006年7月15日, 山海堂, A5版, 208頁, 定価3,000円+税
- 知っておきたい斜面のはなしQ&A-斜面と暮らす-, 土木学会地盤工学委員会斜面工学研究小委員会「知っておきたい斜面のはなしQ&A」編集委員会編集, 社団法人土木学会発行, 丸善(株)発売, 定価1,400円
- 保全生態学からみた郷土種問題(「郷土種問題を考える」)
- 川の生態系保全の留意点 : カワラノギクの保全生物学的研究を中心に(公開シンポジウム特集「多自然型川づくりを考える」)
- 市民参加による公園づくり国営昭和記念公園こもれびの里(技術報告編)
- 圃場整備された谷戸に生息するホトケドジョウの生息環境に関する研究
- オオマツヨイグサ,メマツヨイグサおよびコマツヨイグサの種子発芽特性(第35回大会)
- 多摩川におけるカワラノギクのレストレーション(生態系のレストレーション))
- 都市部ニュータウンにおける竹林の環境保全機能に対する住民の意識(平成17年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(23))
- 多摩川におけるカワラサイコとヒロハノカワラサイコの分布と発芽の特性について
- 河原での埋土種子集団形成に関するモデル植物を想定しての適応度評価シミュレーション
- 多摩川における絶滅危惧植物カワラニガナの現状とその休眠・発芽特性(平成13年度 日本造園学会研究発表論文集(19))
- 丸石河原固有植物と多摩川におけるその生育状況
- 「みどりの社会」の実現に向けた協働と役割分担
- 多様な市民との協働による絶滅危惧植物カワラノギクの復元における合意形成(自然回復・復元緑化工)
- 大学教育における環境生態再生学の試み
- 緑は地球を救う?
- 水辺エコトーンの生態学(水辺エコトーンの自然再生)
- 多摩川上流域の岩場におけるユキヤナギの生育地特性
- 多摩川上流域の岩場に生育するユキヤナギの種子発芽特性(平成19年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(25))
- 多摩川における増水による種子散布と増水後の護岸植生についての研究(平成12年度 日本造園学会研究発表論文集(18))
- 研究集会「第2回学生セッション」を終えて
- 桜ヶ丘公園雑木林ボランティアの活動と組織に対する意識(平成14年度 日本造園学会研究発表論文集(20))
- 里山コーディネーターとしての造園家の役割(里山と人・新たな関係の構築を目指して)
- 灌漑期と非灌漑期の谷戸の水路における絶滅危惧種ホトケドジョウの生息環境(平成15年度日本造園学会全国大会 研究発表論文集(21))
- 多摩川において新たに発見されたカワラノギクの局地個体群に対する対応について(第35回大会)
- 生きものを持ち込まない、持ち出さない--生田緑地憲章 (特集 生物多様性時代の公園緑地(1)種の保存と外来生物)
- 里山における伝統的な管理手法の地域差と標準仕様書のあり方
- 絶滅危惧種ミズキンバイの発芽特性および発芽後の初期生育
- カワラノギクの復元個体群の野生個体群との類似点 (第43回大会特集)
- 雌性両全性異株カワラナデシコの種子発芽特性(第37回大会)
- 丘陵地の大学農場建設における低茎草原の保全と再生
- 丘陵地の大学農場に保全した低茎草原の植生管理とポリネーター
- 里山公園ボランティアの意識変化
- カワラノギクの復元個体群の野生個体群との類似点
- 東京都内の雑木林におけるキンラン移植株のモニタリング結果と知見
- タイトル無し
- タイトル無し
- 絶滅危惧生態系 : 種を超えた保全のアプローチ
- 多摩川における外来樹木キササゲ (Catalpa ovata G. Don) の分布と種子発芽特性
- 多摩丘陵における保全教育の展開
- 伊豆大島における固有種サクユリの分布特性に関する研究
- 多摩川におけるカワラノギク保全団体の特性
- 造園分野における外来種問題に関する提言