伏せ込み促成栽培における遮光フィルム資材を用いたホワイトアスパラガス生産(栽培管理・作型)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
冬期間にホワイトアスパラガスを生産するために伏せ込み促成栽培における若茎の軟白化に関する試験を実施した.1年養成株の根株生重と収量性には強い正の相関関係が認められた.収穫時の光条件は収量性にほとんど影響を与えなかったが,若茎のアントシアニン発生に影響を与えた.遮光フィルム被覆による暗黒条件で収穫された場合,若茎にアントシアニン発生は認めらなかった.休眠打破に必要な低温遭遇量が品種よって異なることから収量性には品種間差が認められた.これらの結果から,休眠性が浅い品種('UC-157F_1','GrandeF_1)の1年養成株を用いた伏せ込み促成栽培において遮光フィルム被覆よる暗黒条件で若茎が収穫された場合,アントシアニン発生がないホワイトアスパラガスの生産が可能であることが示唆された.
- 2008-04-15
著者
-
地子 立
北海道立花・野菜技術センター 研究部 野菜科
-
田中 静幸
北海道立花・野菜技術センター
-
志賀 義彦
財団法人北海道農業企業化研究所
-
今野 一男
財団法人北海道農業企業化研究所
-
地子 立
北海道立花・野菜技術センター
-
田中 静幸
北海道立花・野菜技術セソター研究部野菜科
-
田中 静幸
北海道北見農試
関連論文
- 半促成春どり栽培における遮光フィルム被覆によるホワイトアスパラガス生産(栽培管理・作型)
- 遮光トンネル・無培土ホワイトアスパラガス
- 伏せ込み促成栽培における遮光フィルム資材を用いたホワイトアスパラガス生産(栽培管理・作型)
- ホワイトアスパラガスの遮光フィルム被覆栽培
- 早期播種育苗による北海道たまねぎの8月出荷
- 良食味・高貯蔵性タマネギ新品種'北見交27号'
- 遮光資材被覆により生産されたホワイトアスパラガス若茎の特性
- 遮光フィルムを用いたホワイトアスパラガス無培土栽培技術
- 露地栽培グリーンアスパラガス若茎の頭部の締まり
- グリーンアスパラガスのハウス立茎栽培における若年株立茎本数と品種特性
- ハウス立茎および露地普通栽培におけるグリーンアスパラガス若茎のBrix値とアスコルビン酸含量
- ネギ属野菜の育種戦略の実際 : タマネギ
- 剥離型連続紙筒育苗によるタマネギ栽培
- 全国野菜技術情報 北海道ブロック バイピッチ移植システムによるタマネギ栽培
- たまねぎ用成型ポットの実用性
- タマネギ細胞質雄性不稔系統「S7946A」及びその維持系統「S7946B」
- 解説 作型開発による道産たまねぎの新展開
- べたがけ被覆栽培におけるタマネギの生育
- タマネギ新品種「北見交17号」の育成について
- 野菜育種の現状と発展方向 (北海道における野菜栽培の展望と試験研究(野菜シンポジウム))
- 冬期播種による寒地たまねぎの8月出荷技術
- たまねぎ秋まき栽培の総合技術
- タマネギ新種子親系統「北見交25号」
- キャベツの収穫機械化に対応する標準栽培法 機械収穫に適さない品種はない (特集 重量野菜も機械化で楽に)