衛星の内部構造と分類学,準惑星への示唆(<特集>太陽系天体の種別とその概念整理)
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概要
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太陽系の構成メンバーは惑星や準惑星だけでなく,衛星も重要な要素のひとつである." 惑星の定義"に関する決議では直接は扱われなかったが,大きさでは惑星に匹敵するものもある衛星もまた,太陽系天体分類の観点から議論を欠くことはできない.サイズや外見において幅広い多様性を示す衛星だが,氷+岩石の固体天体という共通性は天体分類上大きな特徴であり,同時に衛星間の個性や種別を生み出す重要な要素でもある.本稿ではこれまでの研究によって示された,サイズによる構造の違いや氷岩石比の違いが生み出す進化パターンをレビューするとともに,太陽系外縁天体への示唆や,どのような衛星の定義づけが適切かについて議論する.
- 日本惑星科学会の論文
- 2008-03-25
著者
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