古河グループにおける製本の標準化
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概要
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古河ドクメンテーション連絡会における各社共通購入雑誌の製本標準化の実施例である。現在,雑誌の製本については,その色,背文字,寸法が各機関共まちまちであるので製本業者としては同じ種類の雑誌において製本用型紙がぼう大になっており,結局工程の複雑化,事務手続きの繁雑さなどをまねき,コスト高の大きな原因となっている。これを諸(もろ)製本といいもっとも機械化,標準化などの一連の合理化がやりにくい分野として前近代的手法のまま引継がれている。古河グループにおける製本の標準化は各機関の共通購入雑誌について,色,背文字を統一し,仕様書を作成し,製本の標準化を行なっている。その結果,品質の向上,コストダウン,事務の簡素化などの成果があがっている。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1970-05-01