Tukey-Kramer法に関連した分布の上界
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概要
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正規分布を仮定した多群モデルにおいて,すべての平均の多重比較として,テューキー・クレマー法が多くの統計書に紹分されている.群サイズが異なる場合には,テューキー・クレマー法に関連した統計量max_<1≤i<i'≤k>|T_<ii'>|の分布は容易な積分で表現されていないが,下界を与える分布として,スチューデント化された範囲の分布が知られ,この分布の上側確率点を使って保守的な多重比較法が実行される.本稿では,関連した統計量の分布の上界を与える分布を導き,この分布を利用して,ステューデント化された範囲の分布を使用した多重比較法の保守度が小さいことを,数値積分を使って示す.
- 2008-01-31
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